描きおろしイラスト-30th HEADGEAR EXHIBITION｜高田明美オフィシャルホームページ ～ Angels ～

2018*12/13〜25に池袋マルイで開催された展覧会
パトレイバー30周年の複製画用描きおろしイラストのプロセスです。

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先ず鉛筆のラフを色鉛筆で本番の紙にトレスします。


使用した紙はArcheの極細です。



キャラクターのみマスキングします。



多少紙の表面は荒れますが、許容範囲。
必要以上に紙の表面を傷めないために、大ざっぱに切り抜いたダブルトレペの上から
マスキングテープを貼っています。

Archeの極細は水彩表現の素直なボケ味と
消しゴムやマスキングテープに耐える丈夫な表面が特徴です。



薄く溶いたリキテックスでざっくりと背景を塗ります。





湾岸にガンダムを見に散歩に行った時にとっておいた写真が役に立つ。



更に塗り重ねます。



マスキングを外しジャケットのワッペンをマスキングし直して､肌色から色をのせていきます。



ちょっと失敗して手に付いた絵の具が野明の顔に移ってしまいました。



気を取り直して塗り進めます。



遊馬のジャケットを塗り重ねています。



頬に赤みが差しました。肌に付けちゃった茶色は長年の経験でリカバリー。
カッターで軽く紙の表面を削ります。



肌の調子を整えモデリングペーストで空気感を加えるため､モデリングペーストでテクスチャーを付けます。



さらに薄塗りのリキテックスを重ねて深みを出します。



部分アップ。瞳のハイライトも塗り重ねています。



完成です。

描き上がった時に家で撮影したので
画面に若干光線ムラが出ています。

複製画を作る時はスキャンして丁寧に色補正をかけて
原画に近づけています。

完成した複製画は今後通販サイトで購入できるようです。