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ESSAY(2006年1月)|高田明美オフィシャルホームページ ~ Angels ~

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ESSAY

2000年に立ち上げた旧公式サイトの日記を移転しました。今後の更新は、特別に残しておきたい思いがあった時に書くかも?

2006年1月

  • <祈り、あるいは願い>2006年01月18日

    南の空に浮かぶ翼のような雲

     "祈り"の形に興味がある。それはクロスであったり、仏像であったり、あるいは南の島の器だったり…様々な形は、人が真剣な思いを込めたもの。私自身はどこの宗教にも属さず、強いて言うならアニミズムが近い。世の中すべてのものは命を持っていると、自然に感じられるから。もしかしたら森羅万象をキャラクターとしてとらえ、擬人化しているだけなのかもしれないけれど。

     2年半前に突然ジュエリーを創り始めて、自分でもその理由がわからずに、とにかく興味があるから創り続けた。初めの頃、今まで絵があってこその自分だと感じていたから、それも忘れてジュエリー制作に没頭する自分にアイデンティティのゆらぎさえ感じたものだった。去年になって、ようやく自分の興味が何であるかがおぼろげながら見えてきて、やがて確信する。優しさや、柔らかさ、強さや、暖かさ、私が惹かれる感情を何かの形に変えて世の中に送り出す、私が生まれてきたのは、まさにその為なのだ。それは絵であってもジュエリーであっても、更に、いまだ手を付けていない分野であっても、創作に関する事すべては、私が愛する世界観を表現するためのものになる。そしてそれは、私が私を取り囲む世界と結ばれる糸なのだ。

     先日、私の創ったロザリオDeepBlueを購入して下さった人から嬉しいメールをいただいた。クリスチャンでもなく、ロザリオもチェーンの長いペンダントくらいにしか思っていなかったのに、手にした時に「何かに祈りたくなるような他のアクセサリーには感じたことのない気持ち」を強く感じて下さったという。形に込めた想いが伝わった瞬間に、私も深く感じ入る。

     絵を観た人、手にした人、すべての人が私のメッセージを受け取って、幸せのお手伝いが出来たらと考えて、これまで絵を描く事を続けてきた。更に、身につけるジュエリーは、持つ人のより身近で、すでにその人が内側に持つプラスイメージを引き出す触媒となることを願っている。問いの答えは、いつもすでに自分の中にある。霊験や御利益などでなく、どちらに向いて歩こうかと迷った時に、光のある方に向かう背中を少しだけ押せたら、それは私の幸せでもあるのだ。

    天使のイヤリング 小悪魔のイヤリング


    上の写真は準備中のイヤリング。
    片側は、まだワックスを削りだした状態で、これを鋳造する事でシルバーの翼になる。

    リンクは完成した作品

  • <ちょっと留守にします。>2006年01月05日

     あけましておめでとうございます。

     昨年後半は本当にあわただしく過ぎてゆき、色々やり残した事がたくさんありました。それでも、作品制作では絵もジュエリーもある程度のことは出来たように思います。引き続き創作意欲は高まるばかりですので、今年はもっと多くの作品をお目にかける事ができることでしょう。

     夏に腎臓病に倒れたうちのにゃんこのヨモも無事に年を越し、多分20才を迎えている事でしょう。(もはや生まれた月とか、記憶曖昧)お医者様のおっしゃるには、とても腎臓病の猫には見えない元気さだとのこと。毎日2回、リンゲル液を注射している私の努力も無駄ではないようです。少しでも長く一緒にいられるように、これからも見守ってやりたいと思います。

     とは言いつつも、年末年始のドタバタを乗り切って、今日からちょっと旅行してきます。これから1週間ほど、このHPも管理人のいない状態になります。この旅で心の疲れを洗い流して、真っ白になって帰ったら、更に良い作品を創れることでしょう。

     帰宅後の1/20には年賀状プレゼントの集計をして、1月中に年賀状をお送りする予定です。すでにたくさんのご応募をいただいておりますが、まだ受付中ですので、留守の間に皆さん、ふるってご応募下さいね。



     今年は5月末に銀座で妹の高田美苗と2人展を予定しております。詳細が決定次第、こちらでお知らせいたします。11月の個展でご好評いただいたコラボレーション企画も、現在、構想中です。楽しみにお待ち下さいね。
2006年1月
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