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ESSAY(2001年5月)|高田明美オフィシャルホームページ ~ Angels ~

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ESSAY

2000年に立ち上げた旧公式サイトの日記を移転しました。今後の更新は、特別に残しておきたい思いがあった時に書くかも?

2001年5月

  • <絵を描くお仕事>2001年05月28日

     考えてみれば、何とも不思議な仕事をしているものだと思います。子供の頃か ら呼吸するように自然に絵を描きはじめ、いつのまにかそれが生活のほとんどを 占めるようになっていた、そんな感じ。絵を描くことで食べていけるのだから、 これは紛れもなく「仕事」なんだけれど、私にとっては常にそれ以上のもの。た ぶん、ではなく、きっと、私は一生絵を描き続けることでしょう。

     私より若い絵描きの友人が、もうすでに人生の後半に入ったみたいに言ってい るので、こう言ってやりました、「プロの絵描きになったのは20才超えてから なんだから、一生絵を描き続けるなら、まだ半分にも達していないじゃない」そ ういう考えもあるかと、曖昧に納得していただけたようです。

     とはいえ、アニメのキャラクターデザインから始まった、職業としての絵描き の人生、ずっとずっとこのままの形でやっていくのか、と考えると、ここだけで はない世界にも行ってみたいと思うことがあります。アニメの作品からもキャラ クターの名前からも切り放して、誰が描いたからということでもなく、ただその 絵が良いと言ってもらえたら‥‥これはひとつの夢です。そして夢見たことは、 いつか必ず形になると信じています。

     でもねー、デザインしたキャラクターが物語の中で成長し、みんなに愛され る、これも捨てがたいんですよね。サイン会で皆さんの深い思い入れに触れたり すると、これもやめられないわ、と思ってしまう。人間、いくつの夢を持っても 良い、ですよね。

     あれもこれもと欲張りな私、でもそんな私が描く絵を皆さんに見守っていて欲 しいと、願っているのです。 
  • <軽井沢報告>2001年05月09日

     このGW中の軽井沢で開かれた友人の後藤啓介さんの個展に行ってきました。
    いつもは自由業の特権で、観光地には混む時期を外して出かけるのですが、展覧 会とあってはしかたない、などと言いながら、夏のグループ展選抜メンバー(別 に選考会があったわけじゃないけれど)で出掛けました。個展を見ることが主な 目的の1泊2日の小旅行でしたが、案外盛りだくさんの楽しみをして軽井沢あな どれず!の発見をして帰ってきました。

     個展会場カフェ・フルールは北軽井沢(ホントは嬬恋なんだよ)の別荘地の喫 茶店。優しい絵の世界に浸り、その後、裏手の庭で玄米定食をいただきながら鳥 の声をきく‥‥うーん、のんびり。その後、ホテルの温水プールと立ち寄り湯に 行って平泳ぎでヘロヘロ泳いだ後、露天風呂とサウナでくつろぎ、その夜の宿の ログキャビンにチェックインして荷物をおいて再びカフェ・フルールへ。

     お開きまで会場にいて、搬出を眺め(手伝うつもりだったのに役に立たなかった私)後 藤啓介さんが泊まっているペンションで打ち上げディナーパーティー。和風の田 舎料理を上手にコースにしてあってヘルシーな感じで美味しかったです。特に揚 げ出し豆腐のように大根おろしとあんのかかったオムレツが。

     おなかいっぱいになって帰ったログキャビンでは、その後の宴会のために用意 してあったオツマミを食べる余裕が無く、さりとてこのログの別荘の気分を味あ わずに寝るのももったいなく、お茶飲んでごろごろしていました。

     朝になって昨日のオツマミで朝食にしようとしたところ、軽井沢で仕入れた食 料が酒仕様だったもので、パンや牛乳が無く、近くにコンビニもなく、なーんか ヘンなメニューになってしまいました。朝の高原のベランダで赤ワインとタコス の朝御飯でオーナーブリッコの写真を撮りました。標高差のためかポテトチップ スの袋はパンパンに張ってこわかった‥‥いずれにせよ翌朝まで視野に入れた買 い物が必要。

     浅間牧場で東京へのみやげを宅急便で送り、山羊やポニー、(GW中の疲れで すっかり倦怠感に満ちた)ウサギとふれあい、引き馬でそこらへんをまわり(本 当は一人で高原を走ってみたかったの)、ジョッキで牛乳を飲んで、一通りの観 光をして旧軽井沢へ。皆で、普段繁華街にでていないのかっていうくらいにショ ッピングを楽しみ、奥の別荘地を散歩し、軽井沢在住作家お奨めのビストロで早 めの夕食(バジルと野菜のスープめちゃうま!)をとって、忙しくも楽しい旅で した。軽井沢に別荘を持ちたいと真剣に考える人も現れて、まずは大成功。

     帰ってみたらリュックの中から北軽井沢の気圧の飲みかけのペットボトルが出 てきました。今度はぺちゃんこになっていて、気圧の差を実感。あちらの人の標 高差にこだわる気持ちもちょっと理解。

     GW明けに「MADOKA」展の記念スタンプとネームカードの当選者に発送をすま せました。そろそろ当選者のお手元に届くのでは‥‥  
2001年5月
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