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<Salon del MANGA-La Farga de L'Hospitalet-報告> Date : 2001.11.07 スペインのバルセロナで開催された日本アニメのコンベンション『Salon del MANGA-La Farga de L'Hospitalet-』に 高田先生が今年のゲストとして招待を受け、出席されました。 スペインでは、日本のアニメーションのことを総称して「MANGA(マンガ)」と呼んでいるそうで、今回はその「MANGA」つまり日本のアニメーションに限定したコンベンションでした。幕張メッセのような会場でスペインのいろいろな会社がブースを出展し、各ブースでは日本アニメの様々なグッズやポスター、雑誌、ビデオなどが販売されていました。 『Salon del MANGA-La Farga de L'Hospitalet-』は、年1回毎年秋に開催され、今年で5回目を向えるイベントで来場者は例年3万人以上(今年は37,000人の来場者だったとの報告をいただいています)。毎年5月に開催されるアメコミなども含めたアニメの総合イベント『Salon del Comic』は、バルセロナ市街の中心地で開催されることもあり、毎回7万人以上の方が来場するそうです。日本国内のアニメイベントでも通常2万人程度の来場者だそうですから、スペインでの日本アニメの人気ぶりが窺い知れますね。 今回はその出展ブースの1社であるS.A.Vという会社からのご招待を受け、スタジオぴえろの布川社長、プロデューサーの本間さん、社長秘書兼海外担当の飯島さん、高田先生、そして私i-melonの5人で訪西させていただきました。S.A.Vはスペイン国内でのビデオ販社で世界中の映画やアニメの輸入・翻訳・販売を行なっているのですが、その中に日本のアニメ専門の部署があり、その部署の担当者の方(ホセ・ルイスさん)の尽力で今回ご招待いただきました。 前回の台湾はエージェントの壽桃のリポートでしたが、今回は高田先生ご自身の日記からスペイン旅行記をお送りします。()の中はi-melonが付け足した裏話です。 高田先生によるスペイン以外の旅行記は昨年の6月(ダラス)、7月(ロス)のエッセイでご覧いただけます。 ■1日目(10月24日【水】) 3日間のイベント中、インタビューやサイン会、人目に触れる機会が多いので、服えらびが大変。インターネットでバルセロナのこの先1週間の天気と気温を調べ、日本と同じか少し寒いくらいと踏んで準備する。黒は組み合わせ自由で旅行にはもってこいなのだが、作家イメージ(?)を考えてトップスには明るい色を持ってくる。しかも、痩せて見えたいのと明るい色の服を着たいのと、両方の条件を満たす服で、しかも気候にあったもの‥‥ベッドに服を拡げてあーでも ないこうでもない。丸1日以上かかって荷造りができたのは24日に日付が変わった頃だった。 もう寝るのは飛行機の中に決め、ゆっくりとお風呂に入って、インターネットにもアクセス。掲示板に出発の挨拶を書く。コンビニにカメラの電池を買いに行き、化粧品、常備薬などすべての準備が整ったのは朝の4時。化粧中にi-melonさんからモーニングコール。ワンコ、ニャンコにエサをやり、後は留守の間を頼んだ人たちに託し、リムジン乗り場迄のタクシーを呼ぶ。すがすがしく晴れて美しい朝。空は高く、朝焼けの金をまぶしたような雲が遠く流れていた。 空港迄はほとんど寝ているうちに過ぎ、集合時刻の1時間も前、8時15分に着いてしまった。トランクに本をしまっているとi-melonさん登場。まだ時間があるのでお茶を飲みに行く。9時過ぎ、空港に先に送っておいた大荷物、額をまとめて梱包したものを受け取って集合場所のカウンターへ。今回の旅に同行のスタジオぴえろの飯島さんが黒尽くめで立っている、社長秘書兼海外担当。すぐにプロ デューサー本間さん、社長の布川さんが登場。うっ、みんな黒着てるぞ!「良い子のぴえろ」はどーした!!やっぱり旅行はモノトーンか?しかも私以外の全員 がスモーカーなのだ。 5人分の荷物は8個まとめてチェックイン。私の額絵は3辺の計170センチの大荷物、マミやララのグッズの入ったトランクも一緒だ。スペインではオレンジロードが人気らしいと言うことで、GoFaから借りた複製画を中心にオリジナル作品も交えて11点。会場の関係で原画は持っていかないことにしたものの、取り扱い注意の貴重なものだ。 身軽になった私たち、布川社長行きつけのうどん屋さんで軽く食べ、ちょっと自由行動。再集合の時も見つけやすい人たち、全員喫煙スペースでたむろしている。出発は遅れ滑走路は大渋滞。前にも後にも飛行機の行列ができている。
バルセロナへの乗り継ぎ便はエールフランスのAirBus320、150人ちょっとしか乗れない小さな1列6人掛けの機体。暮れてゆく光景。バルセロナに着く頃にはコバルトアワー。深いブルーの空にきらきら輝くネオンやオレンジの街灯が美しい。港には大きな船が停泊し、都市の夜景だ。ス ペイン時間夜7時50分着陸。だが、仄明るいオレンジの街灯も実は爆撃よけなのだと、ホテルに向かうタクシーの中で通訳の筒井氏から聞き、日本の白々と明るい街灯を思い、平和の意味を考える。 スペイン入国はあっけなく、カードもスタンプも無し。しかもいきなり喫煙を始める現地の人たち。ぴえろご一行様も大喜びで、早速タバコに火を付ける。ターンテーブルから預けた荷物のうち7つまで出てきたが、後一つが出ない。問い合わせるとパリに残っているとのこと。ぴえろの販売グッズと作品紹介のためのビデオカセットの入ったトランクだった。明日、ホテルに届けてもらうことになる。(ところがこのあと「明日9時に到着するそうです」と通訳の方に伝えたところ「9時に届く訳ないでしょ、ここはスペインですよ?まあ、届くのは午後でしょうね」とあっさり言われ、翌日、荷物が届いたのは本当に午後の4時でした。スペインの「のんびりさ」に初めて触れた瞬間でした。それがこの後、滞在中ずっと続くとはこの時点では誰も気付いていません。) 9時にホテルにチェックイン。部屋で荷ほどきしながら別のタクシーに分乗したぴえろスタッフを待つ。何故か運転手が道を間違え遠回りしてちょうど良く市内観光してきたらしく、ずいぶん遅れて到着。今回の招聘元、ビデオ販売の会社 S.A.V.のスタッフと明日の打ち合わせをしたあと、ホテル内のレストランは閉店していたので目の前にある中華料理の店に行く。青島ビールで乾杯。飛行機酔いで身体がフワフワする。部屋に戻り浴槽にお湯をはって沈む。 ながーい1日が終わった。(この時、すでに日本時間で朝の7時すぎ、昨日出発のために起きてから24時間以上が経過していました。) 2日目へ |
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