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■ESSAY :March 2000

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高田明美の「気まぐれ更新日記」です。
不定期更新ですので、こまめにチェックしてくださいね。

なお、スタジオぴえろホームページ内の 「Atelier TAKADA」でも 主にぴえろ関連の話題で日記を連載しておりますので、あわせてお楽しみ下さい。

<桜色Date: 2006.04.08

 展覧会の準備に意識は向きつつも、仕事も頭から離れない。展覧会の準備にしても、絵とジュエリー両方で新作を出したい、色々な事をいっぺんに進めていこうとすると、結局どれも終わらない事になります。と言う訳で、結局はその時一番切迫したものから立ち向かう事になるのですが、本当は、もっとゆったりした気持ちで作品と向き合いたいものです。 並行して構想する事が多くて、手を付けては放り出した途中までの作品が部屋を埋めて、ちっとも片付かない様子は、まるで私の頭の中そのものです。突然に家に立ち寄られた私の絵の先生は「良い、良い。芸術的な散らかり方だ。」と誉め言葉ともつかない感想を漏らされました。
 
 そんな中で、ようやく展覧会の案内状に使える絵とジュエリーが揃って、今回一緒に展覧会をする妹に案内状のデザインをお願い出来ました。ジュエリーの大物も創り、販売用の新作もじわじわと進み、描き下ろしのイラストも方向性が固まってきています。いつもの事ながら、どれだけ、どこまで出来るかは、直前にならないとわかりませんが「私らしさ」について考え、さらに掘り下げていこうと思っています。

 水面下で動く絵の仕事もそろそろ形を見せなければならない時期になり、その真っ直中の先週末、誕生日の翌日にぶらりと近所に散歩に出ました。

甘いピンクのしだれ桜
民家の庭の桜、何桜?
ソメイヨシノ
ソメイヨシノの途中から花芽
白くきりりとした桜
近所の桜

 私の住んでいるあたりは桜の花の名所も近く、とてものどかな場所です。前日の天気予報で翌日の季候が良い事を知って、この切羽詰まった中でも30分ぐらいの息抜きは許されるだろうと、昼過ぎにカメラを持ってふらりと外へ。住宅街の花見は青いビニールシートも酒の匂いもなく、赤ん坊を連れた若い夫婦や、熟年の夫婦など、家族連れが、ただいつもよりたくさん歩いていて、時々立ち止まっては写真を撮るような静かな花見です。もうとうに亡くなったワンコをつれて、桜づたいにどこまでも歩いた春を想い出しながら、私も目に付いた桜を撮って歩きました。ソメイヨシノだけではなく、とりどりの桜の美しさに、どの色を桜色と呼べばいいのだろうと、思わず考えてしまいます。しだれ桜の可愛いピンク、薄紫の春の空にぼうっと映えるソメイヨシノ、葉も一緒に出始めている白い桜のすがすがしさ…ほんの30分と思って歩いていたら、思いがけず遠くまで来てしまい、別ルートを探りながら家に帰ると1時間半たっていました。

 家に帰ると待っていたニャンコに催促されて餌を用意。食べ終わると私のそばにうずくまった、その鼻の桜色が、私にとって心和む"はなみ"の締めくくりになりました。
ちゃんと撮らせてもらえません


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