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■ESSAY :March 2000

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高田明美の「気まぐれ更新日記」です。
不定期更新ですので、こまめにチェックしてくださいね。

なお、スタジオぴえろホームページ内の 「Atelier TAKADA」でも 主にぴえろ関連の話題で日記を連載しておりますので、あわせてお楽しみ下さい。

<日曜女優>Date: 2005.05.27

 5月の真ん中、ちょこっと押井守監督の映画に出演してきました。

 山の中のスタジオで、ワンカットのスチル出演。そのカットは他にもたくさんの人が出るとの事で、まぁ、ちょい役ね、と気楽にお出掛け。幸い天気も良し。

 ただ、その前日の土曜にあった友人の友人が同じ映画に出演し、鼻輪を付けての撮影だったとかを聞いて、ちょっと、私はビビっていた。あらかじめ身長を聞かれて、先方で用意した衣装があるようなのだが、どうにも不安。聞き取ったイメージにあわせて自前の服からそれっぽい衣装を選んで着ていく事にした。もうこのトシでもはや着ないだろうと思い、段ボールに詰めてあった長いチャコールグレーのジャンパースカート、派手にフレア。シワだらけなので前夜、必死でアイロンをかける。黒いハイネックに黒いケープを身につけ、クロスをかけたら何だか修道女みたい。やぁ、物持ちの良い事!私が4℃を着ていたのって、何年前?黒いブーツを履き、さすがにトップスは普通の黒い上着に着替えてスタジオに向かう。

たこ焼きに命をかける女
ハンバーガーの哲

 結局、用意してあったものではなく自前の衣装で撮影。持っていった度付きのサングラスは使用せず、メイクする事に。さすがに、ちゃんとメイクさんがいて、顔色を一段白くして、ベースメークバッチリ。いつも全く気にした事のない右眉の下の小さなほくろまでスポッティング。眉を描き足しアイラインを入れ、真っ赤なルージュをひき、髪をブロー。普段、熱心にメイクしない私は、かなり変身した気分。メイクの女性に「クリィミーマミ観てました」と言われて、妙に恥ずかしい。配達に来た郵便屋さんに「お仕事柄、午前中配達はまずくないですか?」(何!バレてんの?)といきなり聞かれたような感じ。

 監督とカメラマンの人はデジタルカメラの画像をチェックしながら演技指導。鏡の前で魔法にかかった私は、何だかその気になってタコ焼きを手に、神妙にポーズを取る。驚くほどの数のシャッター音。撮影が終わって手に持ったタコ焼きを食べて良いのか、一瞬悩むが明るいながらも真剣な現場の雰囲気に、言い出せずそのまま。あまりにも赤い口紅をぬぐってから、監督お奨めの御菓子をつまんで(おいしゅうございました)続いている撮影をしばし見学。きびきび仕事をする若いスタッフと監督、現場の雰囲気も良く楽しい経験でした。でも、私以外の人はかなり大変なメイクや演技が割り振られていて、体中白塗りにされる人や、大きく開いた口のアップを細かく角度を変えながら激写される作曲家のKさん。こんなに楽でいいのかしらん?
このたこ焼き食べられませんでした
撮影後、K氏と

撮影された止めカットのデータはポスターにも使用されるそうで「高田さん、おいしいっすよ」と声をかけられる。そうかもしんない。マミじゃなくてめぐみなんだぁ、と思いつつ監督と話すと、知り合い満載のキャスティングの中、「たこやきのめぐみ」のイメージキャラはエピソードこそないものの、元々私だったんだそうです。びっくりね。

(結局、ポスターには使用されませんでしたので、ワンカット出演のみでした)

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